京急電鉄は先頭車にモーター搭載 独自のこだわりが被害拡大防いだ?

京急電鉄は先頭車にモーター搭載 独自のこだわりが被害拡大防いだ?

神奈川・横浜市で京浜急行の電車がトラックと衝突し、トラックの運転手が死亡、36人が重軽傷を負った大事故。これだけ大きな事故にもかかわらず、乗客の中から死者が出なかったのは京急電鉄の”とある”こだわりが生きたのではないかと話題になっている。

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京急電鉄は先頭車にモーター搭載 独自のこだわりが被害拡大防いだ?

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過去の大事故でも死者出さず

京急電鉄は、踏切での衝突事故や線路上への土砂崩れに遭遇した際、電車の転覆を防ぐため、伝統的に先頭車となる編成両端にモーター付きの車両を連結している。一般的に京急以外の鉄道会社では先頭車にモーターのない車両を用いることが多いが、モーターの付いた車両は重く、重心が低いため、衝突時のダメージが少ない。

今回事故に遭った1000形編成では、先頭車のモーター付きデハ1000形の重量は33トン、これに対して2・3両目のサハ1000形は27トン・23トンと軽い。先頭車がモーターなしの車両だった場合、電車側のダメージは大きく、さらに被害が拡大した可能性も高い。また、京急の線路幅は1435ミリメートルの新幹線と同じ標準軌を採用しており、JRなどの1067ミリメートル狭軌に比べ、安定性が高いとされている。

京急がモーター付きの車両を先頭に置いてきたのは、比較的カーブが多い線形にかかわらず、並行するJRへの対抗策として、快特は最高時速120キロ、特急以下は110キロの高速運転を行っていることによる。

横浜方面へ向かう快特の場合、事故があった神奈川新町第一踏切を含む京急川崎~横浜間では、時速120キロに達することもしばしばある。今回の事故も、時速120キロ近いスピードで電車とトラックが衝突した可能性がある。

2012年9月24日、京急本線追浜~京急田浦間で、時速約75キロで走行中の1500形特急(8両編成)が、線路上に崩れた土砂に乗り上げ、1~3両目が脱線し、重傷者10人・軽傷者44人を出したものの、転覆を免れた。先頭車両が重いモーター付きだったことも、大きな要因だとされている。

9月5日配信「Yahooニュース」(AERA)より

ネットの反応

学生時代に利用していましたが、初めて乗車したときは、速さに驚いて脱線するのではないかとハラハラしていたことを今でも忘れませんが、理念が明確で頼もしい企業なんですね。

福知山線脱線事故みたいにならなくてよかったね

京急の先頭車を電動車で重くするってのは事故を想定しているのでは無くて信号回路を着実に行う為なんですけどね!
他所は、先頭車両電動車で無いので、列車通過時信号やポイントの切替などに列車通過した後に余裕時間を組み込んでいるが京急は先頭電動車にする代わりに余裕時分が無い

さすが京急。これからもかっ飛びで走ってくれ。

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