5chスレッド「生き物苦手版」に動物虐待のコンテンツがはびこっている現状に、1人の男性が立ち上がった。生き物苦手板への法規制を求める会の宮崎代表は、署名サイト「Change.org」で生き物苦手板の閉鎖や法規制などを求め、署名運動を開始した。
5ch「生き物苦手版」がついに終了?閉鎖求め、4万人超の署名集まる
生き物苦手版とは?
Wikipediaやニコニコ大百科によると
・動物が苦手な人、ペットが苦手な人、マナーの悪い飼い主が苦手な人が雑談や情報交換するための板
⇒2000年2月8日に開設・元々はペット関連でマナーの悪い飼い主に対する批判を隔離するために設立された板で、設立当初の名前は「動物愛護論、ペット大嫌い板」だった
⇒2004年9月に「生き物苦手板」と改称・原則として動物やペットが苦手な人、マナーの悪い飼い主について語る板であるが、猫やハムスターの虐待小説が投稿されたり、虐待され死亡した動物を追悼したり、愛誤活動家に殺された人を追悼したりするスレッドも
・2010年代後半から動物虐待に関する投稿が相次いでいるとして、市民団体が生き物苦手板の閉鎖を求めてネット上で署名運動が起きたことも
生き物苦手版のスレッドを見てみると
・☆猫の面白い虐待の仕方を語ろう
・ハムスター虐待スレ
・猫まんま食べるスレ
・正しい野良猫(害獣)の駆除方法
など酷いものが連なっている。
ちなみに「gato」というのは、雄猫のスペイン語・ポルトガル語訳で、雄猫を虐待して楽しむ趣旨のスレッドと思われる。ただ書き込みは少なく、新着レスは29日午前11時11分となっている。
生き物苦手版の閉鎖求め、署名運動開始!
近年、動物虐待が急増しています。
皆さんは5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)に生き物苦手板スレッドがあることはご存知でしょうか。
巨大掲示板の匿名掲示板な事を巧みに利用し、最近、猫虐待、虐殺動画があげられ、次々と残虐な動画を投稿する人物が現れました。
生き物苦手板は調べますと元々2005年くらいから存在していたようです。
生き物苦手板のスレッドでは、猫虐待殺害動画の投稿を楽しみ煽る人が集まり、犯行はさらにエスカレートし、不幸にも罪ない猫たちが次々と犯人に捕獲され、バーナーで焼かれたり、熱湯をかけられたり、切り刻まれたり、ペンチで歯を抜かれたり、棒で叩かれたり、死ぬまで毒を食べさせられたりと苦しみ、命を奪われていきました。
動画は直視に耐えないものでしたが、私が見た中には首輪がついた猫も確認しました。
犯人はやがて捕まりました。しかし、現行の愛護法ではすぐ社会に執行猶予つきで出てしまいます。
今も国内に複数の動物虐殺犯が普通に暮らしています。
現在もそれをいいことに捕まらないよう、犯人たちの虐待は手口が巧妙になり、虐待は創作小説だとし、隠語を用いては犯行の計画や様子や感想を書き込んだり、虐待死させた報告や捕獲して虐待したであろう怯えた猫たちの動画の投稿をしています。
虐殺計画や報告を楽しむ投稿は、生き物苦手板、gato板に溢れ、動画には「ワクワクする」「苦しむ姿がたまらない」などと書いた虐待を喜ぶ人が集まり、猫虐待、虐殺は水面下でエスカレートしています。
ツイッターでは、その虐殺行為について賛成と語る人物が存在します。
虐殺された猫の画像を出していたり、猫は殺して構わない、害獣だから始末して良い、飼い主が悪いから始末してやっている、殺されたくないなら外に出すな、外来種だから殺すべき、今日も捕まえたから駆除する、などと、愛護家を煽るような発言の投稿をするアカウントが多数存在します。
それらは動物愛護関係の投稿に絡んできます。
今、5ちゃんねるの動画、YouTube、ツイッターにリンクされた匿名犯人によるこれらの有害な犯罪投稿は、通報しても次々と新たに虐殺推奨派のアカウントは増えており、対策がない状態です。
私達を取り巻く社会は、弱い生き物を殺めて良い社会ではなく、命をもつ生き物の権利を軽んずることなく慈しみ、自然界の動物と共生する社会でありたいと願い、本署名を立ち上げました。
ツイッターも5ちゃんねるも、嫌でも検索すれば残虐な書き込みや犯行が目に入ります。
模倣犯も現れる危険性が高いという点からも、各方面の専門家からは早急に対策を取らねばならない、と警鐘を鳴らしています。
誰もが使う身近なインターネットが残虐な映像や文字で溢れていれば、未成年を含む私達のメンタルにも悪影響です。残虐な映像や虐待犯行文は社会に、人に有益な影響はなく、害やリスクしかありません。
よってすみやかに、犯人の虐殺自慢(目立ちたい愉快犯の欲による)をする生き物苦手板の閉鎖、虐待を類推する投稿への法規制、虐待画像投稿への罰則などを含めた包括的な法対策を強化していただきたくよう、お願いします。
求めること
・5ちゃんねる生き物苦手板の閉鎖、悪質かつ残虐な虐待動画、ならびに犯行予告文などの投稿者、サーバー運営責任者への法的規制の確立、罰則規定を求めます
・犯人はツイッターと5ちゃんねる生き物苦手板とを行き来し、ツイッターやネットから人気のある猫がいるスポットなどを調べて虐待のために連れ去り虐殺していることが判明しています。
ツイッターでは複数アカウントで次々と新しいアカウントで黒ムツ(苦手板の隠語、虐待する者)は存在し、通報しても違うアカウントで現れて悪質な煽り投稿を繰り返しています。
ツイッターについて
ツイッターは複数アカウントが作れるため、簡単にアカウントを作って消せる事から、それも犯罪行為が行われやすい一因になっています。
ツイッター社は投稿に対してアカウントを凍結するだけでなく、悪質な犯行をほのめかし残虐な犯行画像を投稿するアカウントの持ち主に対しては、動物愛護法違反での捜査対象とみなし警察へ情報開示すること、またはこのような投稿を繰り返す人物が複数アカウントを作成することの禁止や罰則規定を設けてください。
また、ツイッターアカウント作成時には本人身分証明をとれる電話認証などを用いるなどの犯罪抑止となる対策を取っていただけるよう要望します。
・これらを総括し、我が国のインターネットを無法地帯にせず、犯罪を未然に防げる「闇」がない、安全に利用できる法規制を確立していただく事が最終目標です。
(追記、補足)
コメントを寄せてくださる方からの疑問などに個別の返答が追いつかず申し訳ありません。こちらに補足しておきます。
・キャンペーンタイトルの生き物苦手板の閉鎖を求める、という言葉から誤解されている方がいるため、改めて記しておきます。
当会はキャンペーンタイトルはキャッチコピーとして訴えており、閉鎖だけを求める署名内容ではありません。進捗にも記しておりますが、生き物苦手板で犯罪が行われている事実について焦点を当てていますが、閉鎖する必要性、犯罪を防ぐために必要性なプロバイダ規制法の見直し、インターネット法規制、審議会の設立、監視機関の設立、各運営、機関による捜査権限の付与、罰則など、あらゆる観点から犯罪を防いでいく包括的なインターネット法規制を求めております。
包括的なインターネット法規制については、国会の議会にかケていただく時、諸外国をモデルケースとして資料をそえ、動画虐殺投稿への厳しい法規制を求めていく形で訴えてまいります。
したがって動物虐殺犯への罪について、厳罰化を求めてないわけではありません。
生き物苦手板だけを閉鎖して済む話ではない、とのコメントにつきましても前述した通りです。
実際には現在のインターネット法、愛護法、審議会、虐待監視機関、警視庁の連携が図られ抑止となりうること、そうなると虐待犯の罪は諸外国での例(近年アメリカ懲役16年判決)同様の厳罰化されていくであろう事を視野に入れております。それ以外に必要な愛護法の改正については動物愛護関係で働きかけているため、敢えて本署名ではそこは省いた部分を国へ訴えています。
・当活動はインターネットの健全な利用、犯罪を未然に防ぐ事を目的とし、より安心出来る暮らしを目指すための一対策として募っております。
より多くの方にインターネット上の生き物苦手板で起きている犯罪の危険性が高い現実を知っていただき、賛同くださる方が増えるよう願ってやみません。
*この活動に賛同いただいている方
荒川区議会議員 みやもと 舜馬 様(荒川区登録団体 野良猫繁殖抑制団体 パルトみゃお副代表)
みやもと舜馬様からのコメント
「近年ではペットを飼育する家庭が増え、平均すると今や3世帯につき1頭の犬や猫が飼われています。
犬や猫に対して家族同然に愛情を注ぎ、命を慈しむ事ができる人が増えている一方で、自己満足の為に動物を虐待し、残忍に命を奪う行為を動画に撮ってネットに載せるという、とても許しがたい行為が実質的に野放し状態になっています。
動物愛護の観点からだけではなく、防犯面や模倣犯罪を助長させない為にも、一刻も早い掲示板の閉鎖を求めます。
動物を飼っている人、動物が好きな人はもちろん、あまり動物が得意ではない人にも、身勝手な理由で命を弄ぶ行為に対して声を上げる事にご協力をいただければと思います。」
さいたま市議会議員 久保みき様
久保みき様からのコメント
「すべて命あるものの命を尊び、ともに尊重し共に生きる」そんな共生社会を望んでおります。
私は、あの大矢事件の犯人が元住んでいたさいたま市の議員として「生き物苦手板」などの残酷異常なサイトの閉鎖を強く求めます。
おぞましい残虐行為をおもしろがり、喜んで投稿するという異常極まりないサイトはただちになくさなければなりません。
多くの人の心に害を及ぼし、PTSDも深刻です。また、もし子どもがみたら大変な悪影響となり、健全な成長を阻害する恐れがあります。
残虐サイトへの規制を強く求めます。」NPO九州ラーメン党代表理事 濱田龍郎様(障害者支援、被災地ボランティア団体代表、草の根活動家、詩人、作家、牧師」
濱田龍郎様からのコメント
「生き物の頂点に立つ私たち人間は、奢ること無く、常に弱者を労り守る立場に立つべきでしょう。動物虐待が許される場を増やさないネット規制を求めます。」
相模どうぶつ愛護の会 代表 佐藤様(神奈川県で昭和58年から動物愛護活動をしています)
佐藤様からのコメント
「弱いものを虐待して楽しむ者は一番弱い人です。人に矛先がいかないためにも、そのような行為を助長するような掲示板は即刻、止めるべきなので、賛同します。」
伊藤文男様 (洋画家・作曲家・クリスチャン)
「クリスチャンとして、僕が一番大事にしていることは、人を裁くのではなくて、その行為をさせている背後にいる悪と戦うことなしにはこの種の事件は解決しないだろうということです。卑劣な虐待は直ちにやめてもらいたいのは山々です。僕は猫が好きですし、可愛いので飼ったこともあり、虐待するなど考えられない事です。弱者を虐待することは許されません。この署名に賛同します。」
twitter漫画家 黒猫堂様(虐待にあった猫のノンフィクション漫画・他猫漫画を描いていらっしゃいます)
黒猫堂様からのコメント
「私は虐待され、しっぽを切られ視力も奪われた子猫を保護したことがあります。
どれほど怖くて痛かったことでしょうか。
それでも子猫は人を信じていてくれました。そんな純粋な命を傷つけることを助長するような書き込みを見るたびに心が痛くなります。
動物が好きな人もいれば苦手な人もいます。
しかし、「嫌いだから」「ストレスが」「害獣だから」「目立ちたいから」そんな理由で罪の無いものを傷つけていい理由にはなりません。」
▼29日午後5時現在で約4万人が署名!
▼宮崎代表のツイート。ブログでは支援を求める呼びかけも
生き物苦手板への法規制を求める会からのお知らせ https://t.co/ELbXRfK2ql
— sam (@samu_117) July 27, 2019