京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ)の第一スタジオが放火され、従業員ら33人が死亡した事件で、日刊スポーツは犯人が暮らしているさいたま市のアパートで、犯人が住民と騒音トラブルを起こしていたと報じた。
その時のやりとりについて、今朝放送された「モーニングショー」に出演した玉川徹氏は犯人が薬物中毒者の可能性を指摘した。
【京アニ放火事件】犯人、騒動トラブルで度々住人と衝突
薬物の使用を疑われる発言も…
男が住むアパートの住人によると
・犯人が暮らしているさいたま市のアパートは1部屋8畳の1Kで家賃は4万1000円
・身長175~80ぐらいで太っており、メガネをかけニキビが多く、無精ひげを生やしていた
・14日に騒音トラブルで口論になり、髪の毛と胸ぐらをつかまれ「うるせぇ、殺すぞ。こっちは余裕ないんだよ」と繰り返した
・約1年前にゲームのBGMのような騒音が部屋から聞こえて警察が駆け付けることも
7月19日配信「日刊スポーツ」より
「うるせぇ、殺すぞ。こっちは余裕ないんだよ」というやりとりについて、今朝放送された「モーニングショー」に出演した玉川徹氏は
薬物っていうのは考えられないですかね
なんか異常な興奮ですよね
と指摘。
これに対し、東洋大学の桐生幸教授は
もし仮に薬物の影響があるというのであれば、むしろそちらの方が説明がしやすい
と返した。
【興奮】声をかけてくれた人に「話しかけるな」「ふざけんな」とブチギレ激怒
犯人を目撃した人によると
・放火直後に「てめえ」など怒鳴り声が聞こえてきた
・犯人に「どうしたんですか?大丈夫ですか?」と声をかけたところ、「話しかけるな」「ふざけんな」とブチギレ激怒された
7月19日配信「モーニングショー」より
また、火をつけたチャッカマンについて、駆け付けた警察官に問われると、犯人は「投げた」と話していたそうだ。
確保の際、犯人は「パクリやがって!」「小説を盗んだから放火した」という趣旨の供述をしており、京アニにアイデアをパクられたことにブチギレ激怒して犯行に及んだとみられる。なお、携行缶(20リットル)2つに包丁数本とハンマーを持参し、スタジオに入り「死ね」と叫んで火をつけたことから、非常に興奮していたと推測される。
薬をキメすぎておかしくなり、今回の事件のような凶行に及んでしまったのか。精神鑑定で無罪放免になることだけは、遺族のためにも避けたいところだ。