東京・練馬区の自宅で無職の長男(44)を刺し死亡させたとして、元農林水産省事務次官の熊澤英昭容疑者(76)が逮捕された。
殺害された熊澤英一郎は、ひきこもってネットゲームに熱中する生活を送っており、SNSでは元事務次官の父親の権力を使って他人を罵倒・脅迫、母親を”愚母”と称し「殺したい」と殺害予告、さらには親のクレジットカードで約32万円も課金した疑いもあるなど”人間のクズ”であることが分かっている。
そういった事情もあり、ネット上では熊澤英昭容疑者に同情する声が殺到。殺人は正当化されないが、情状酌量を求める声もみられた。今回の場合、情状酌量すなわち、減刑は認められるのか。
「大量殺人を父親が未然に防いだ事は評価出来る」農林水産省・熊澤英昭元事務次官に同情殺到!
確かにこの父親は自分の子供を殺めたわけですが
子育ての失敗を自分の手で清算したという意味では情状を考慮する余地はあると思うしでかした事は許される事ではないが
仮に息子が大量殺人を計画していたのなら
父親が未然に防いだ事は評価出来る殺人犯と呼ぶのもはばかられますよ・・・この案件では正当防衛だったと思う
子育ては失敗だったかもしれないが、
親として、自分のケツを自分で拭いた訳だから、
とても立派だったと思う
本人が自殺してしまう恐れはあるかもしれないから、
保釈は無理でも、
裁判では執行猶予をつけてあげたい
息子の熊澤英一郎殺害について
・6月1日午後3時半ごろ、東京・練馬区の自宅で農林水産省の元事務次官・熊澤英昭容疑者(76)が長男で無職の熊澤英一郎(44)を包丁で刺したとして、殺人未遂容疑で逮捕された
⇒英一郎は死亡し、容疑を殺人に・事件当時、近くの小学校では運動会が行われており、それに英一郎が腹を立てたのをたしなめたところ、口論になった
・英一郎の傷は十数カ所に上り、胸や腹など上半身に集中していた
・自宅から「息子を殺すしかない」などと記された熊澤英昭容疑者の書き置きが見つかった
⇒強い殺意があったとみられる
取り調べに対し、熊澤英昭容疑者は「包丁で刺したことは間違いない」と容疑を認めている。また、熊澤英一郎はひきこもりがちで、日常的に家庭内暴力があったといい、先月に川崎市でカリタス小学校の児童ら19人が襲撃された事件を受けて、英一郎が見ず知らずの人に危害を加える可能性があるという趣旨の供述もしている。
熊澤英一郎は10年以上前から都内の別の場所に住んでいたが、本人の希望で先月下旬から実家に戻っていた。別居中にはゴミ出しを巡り、近隣住民ともめることもあったという。
▼現場は練馬区早宮の2階建て
情状酌量の可能性は?
ネットでは、熊澤英昭容疑者の情状酌量を望む声が散見しているが、今日放送された「ゴゴスマ」に出演したジャーナリストの須田慎一郎氏は
「(熊澤容疑者が)今だったら世間が自分に同情してくれると、情状面で有利だという考えをした可能性もある」
と指摘。
一方
「川崎の事件を受けて、自分の息子がこのような犯罪をするのではないかと危惧するきっかけになったか」
との見方も示した。
また、正当防衛の成立について、同番組に出演した作家の竹田恒泰氏は
正当防衛は自分だけでなく、他人を守る時にも使われるため本当に包丁を持って
「今から子供たちを殺しに行く」
といった場面があったのなら、これは正当防衛として説得力のある主張になるのではないか
と話していた。
殺人罪の法定刑は
死刑又は無期若しくは5年以上の懲役
殺人は正当化できないものの、熊澤英一郎の日頃の行いの悪さや、将来の大量殺人を輝かしい経歴に傷をつけてまで食い止めたということで、少しでも減刑されてほしいものだ。