梅田にあるJR大阪駅ビルの16階から20代くらいの女性が飛び降り、死亡した。自殺とみられる。
飛び降りの瞬間を収めようと、現場にはスマホを構えた野次馬が集まり、SNSにはそれを撮影した画像や動画が多数投稿された。この構図は、米ミュージシャンのモービー氏によるMVのワンシーンと同じだと話題になっている。
【自殺】大阪駅ビルで飛び降りた女性を撮ろうとスマホを構える野次馬
この大阪駅での飛び降り自殺、その女の子を撮ろうとスマホを構えてる大量の人たちのがなんかこわい pic.twitter.com/J0D0K3hink
— 愚弥のすけ (@guyanosuke) 2019年5月4日
一時期、ついっぷるトレンドには飛び降りの瞬間を捉えた画像や動画がいくつか上がっていた。RTやいいね、フォロワー稼ぎには人の死も利用するというわけだ。
モービー氏によるMVのワンシーンと完全に一致
モービー氏によるプロジェクト「Moby&The Void Pacific Choir」が2016年10月28日にリリースしたデビュー・アルバム「Are You Lost In The World Like Me?」。
かの名曲「Porcelain」に始まり前作『Innocents』に通じるメランコリックで内向的で繊細で憂いに満ちた作風とも、出世作「Go」に代表されるレイヴ全盛期のアップリフティングで享楽的なダンス・トラックのイメージともまったく違う、衝撃的な変貌を遂げたモービーの姿があらわになった本プロジェクトには、現代社会のシステムに対するモービーの怒りや憤りや苛立ちが、70年代末~80年代初頭のポスト・パンクやジョイ・ディヴィジョン初期の作風を思わせるダークでハードで攻撃的なサウンドとなって表現されている。
本作はパンク、ポスト・パンク、ニュー・ウェイヴやレイヴなど、音楽家モービーを形作ってきた様々なサウンドの痕跡を残しつつ、彼が今どうしてもこの作品を作らねばならなかった衝動が、性急で過激なサウンドとして結実した“怒り”のアルバムである。
動画には、野次馬が建物にのぼった女性にスマホを構え、それを見た女性は涙を流しながら飛び降りるが、野次馬は無表情で亡骸を撮影して去っていくという衝撃のシーンがある。この構図は、大阪駅ビルで飛び降り自殺を図った女性にスマホを構える野次馬と同じではないかとされている。
▼比較画像
ネットの反応
うわ、結局は他人事か….そんなにスマホに納めたいか??って言いたい。ぶっちゃけその行動って殺してるのと変わらないような気がする。見知らぬふりじゃん、こんなの
1人でもいいから、助けに駆け込んでた人がいてほしいです
これが世の中とするなら、将来飛び降りあっても、物珍しさでしかない命の尊さがわからない日本になりますね。
思ったんですけどなんでわざわざ大阪でたくさん人が集まるような場所で自殺しようと思ったんですかね。
撮られてもしょうがないんじゃないかなって思ってしまいます。撮ってる奴ら、スマホ向け撮影して、それをどうするつもりなのか?
自分の家族、親友でも同じ事が出来るのか? 人として、日本人として、それでいいのか考えて欲しい。明るく輝かしい令和の日本のために是非お願いしたい。
撮ってないで助けに行くべきというが、こういうやつに限って実際その場にいても何もしないか、他の連中みたいに動画を撮っているだろう。ネットでは、このような偽善者コメントがあふれている。