大阪・寝屋川市の道路にロープが張られ、ミニバイクに乗っていた新聞配達員の黒田三枝子さん(77)が転倒して大けがをした事件で、警察は市内に住む16歳の男子高校生2人を殺人未遂などの疑いで逮捕した。調べに対し、少年らは「転んだ人を見て楽しもうと思った。人を殺すつもりはなかった」と殺意は否認している。
5月3日に放送された「ひるおび」では、高校生らに問われるであろう刑罰が紹介された。
【寝屋川】道路にロープ事件 逮捕された高校生に問われる罪は?
番組によると
往来妨害罪:2年以下の懲役または20万以下の罰金
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傷害罪:15年以下の懲役または50万円以下の罰金
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傷害致死罪:20年以下の懲役
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殺人未遂罪:死刑または無期もしくは5年以下の懲役
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殺人罪:死刑または無期もしくは5年以下の懲役
報道では、殺人未遂と往来妨害の疑いで逮捕したと伝えられている。
相模原のロープ事件は傷害罪で起訴された
相模原市南区の市道で昨年12月、路上に張られたロープにオートバイが引っ掛かって転倒した事件で、横浜地検は18日、傷害の罪で食品会社従業員の男(41)=同区=を起訴した。認否は明らかにしていない。
起訴状によると、被告は昨年12月26日午前、同区の市道で、ロープを張り、オートバイで走行してきた同区の男性(45)を転倒させ、右腕や両足などに軽傷を負わせた、としている。
被告は同29日、殺人未遂容疑で逮捕されたが、地検は殺意の立証などが困難と判断し、傷害罪を適用したとみられる。県警によると、被告が道路脇の電柱とロープで結ばれた看板を、道路の反対側へ移動させる様子が付近の防犯カメラに映っていた。
▼犯行・転倒の瞬間を捉えた防犯カメラの映像
事件の詳細は以下をご覧ください
番組出演者のコメント
八代英輝弁護士
「何件も報告されて、これには殺人未遂であったり、殺人罪が適用される危険な行為なんだって伝えられている。本当に、なんで想像力がないのか」
溝口紀子教授
「なんでこういう殺人につながってしまうっていうようなことを自覚できないのか。しかも、転ぶのを見ていたというところがちょっとやりきれない。本当にイタズラでは済まされない」
落語家・立川志らく
「自分のおばあちゃんやおじいちゃんがひっくり返ったら、笑ってられるわけがない。そういう想像力を養うことが本当はものすごく大事。本人たちは殺すつもりはなかったんだろうけど。おきゅうをすえるどころじゃない。人が死にますから」