最近、「破産者マップ」というサイトが物議を醸しだしている。破産者マップとはどのようなサイトなのか。
破産者マップとは?
官報に掲載された破産者をGoogleマップ上に可視化したサイト
赤のマークをクリックすると、以下のような情報が出てくる
債務者が複数人いる場合も同様に掲載される
昨年末にドメイン取得
Whois検索したところ、サーバーはCloudflare(クラウドフレア)で隠ぺいしているが、さくらインターネットであることが暴かれている。
破産者マップのツイッター
破産者マップの係長を名乗る人物がツイート
破産者マップの係長です。サーバーにアクセス要求が多すぎて、メッセージを発信ができません。そこでツイッターで落ち着くまでの間、メッセージを発信することにします。
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月15日
アクセスや削除申請が断続的にあり、管理が追い付いていない
24時間あたり1000万ビューを超えるアクセスと多数の削除申請が断続的にあり、サーバーにアクセスできず管理できていない状態が続いています。
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月16日
1時間あたり230万PVがある
1時間あたり230万アクセスあるみたいです。これまでと違い、1時間100万ビューでサーバーが落ちることはなくなったようです。
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月16日
マスコミから取材が来ている
メディアの方からの取材要請が来ております。一般に広く公開してますので、WEBページを写すことも、ツイッターを引用することも自由です。これはサイト利用者様にもいえ、自由に引用、ハードコピーを行ってください。報告や許可は必要ありません。
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月16日
本当は破産者マップではなくて、交通事故発生マップを作りたかった
係長の立場でこんなこというのもあれなんですが、本当は破産者マップじゃなくて、警察か交通安全協会から、歩行者の交通事故発生のデータをもらって、交通事故の時間帯別ごとにマップ化して、さらに携帯アプリにそのデータいれて、危険な場所にさしかかったら携帯が震えて知らせてくれるー
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月17日
(続き)そのようなものがつくりたかったです。警察や交通安全協会に詳しい方に教えてほしいのですが、そういったデータを情報公開をつかったりして取得することは可能ですか?警視庁が交通事故発生マップをつくってるんですが、みんながもってる携帯にGPSと連動させたいのです。
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月17日
15秒に1件のペースで削除申請が来る
いま15秒に1件のペースで削除申請がきてます。すべて人間が読んで確認しての流れになるので、ちょっときついです。受付は機械的にできますが、審査と削除については、人がやるので、お時間をちょうだいしてます。急がれてる方、すみません。
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月17日
削除申請の条件がヤバすぎる!
削除申請の条件について、疑問の声殺到
このようなメールが多いんです。「おれの情報、消してよ」→「お名前と住所お願いします」→「個人情報でしょ?何に使うの?」→「住所と名前がわからないと削除できません」→「おめーが勝手に人の情報あげてんだから、消せよ」→「どこをどのようにしたらいいのでしょうか?」以下ループ
— 破産者マップ (@WMGjqEkelvEtglX) 2019年3月17日
消去依頼ですらそこまで手間取っているのなら
どうやってマップ掲載の破産者の引っ越しを把握するのですか?それは知らないと言うことにはならないですよね?
色々問題が出てきそうですね?
その後、破産者のピンが立っている物件にわざわざ引っ越して来ないでしょう
不動産会社も困惑しそうですね— hiro (@hiro008858) 2019年3月17日
個人情報の取得者側が情報を明示しないのは保護法違反だと思うが?何故、運営者の氏名と連絡先をサイトに掲載しない?何か後ろめたい事でもあるのか?
— oops2 (@crazy_GREE2) 2019年3月17日
破産に至った事情をお書きください(200文字以上)→胡散臭いなあ、何で削除申請にこんなのが必要なのか?
— 千石 右近 (@SENGOKUDA) 2019年3月16日
また、無関係な家にピンが立っているという指摘も相次いでおり、管理はガバガバのようだ。
破産者マップの集団訴訟を集うキャンペーン開始
破産者マップは、破産者の情報を詳細に掲載し(http://www.hasanmap.tokyo/sample-page/)誰もが検索しやすいように作られており、これを以て破産者を特定し、間接的(地域での風評)、直接的(個人情報の漏洩)な嫌がらせとなります。
また、再起を図る個人の権利を害し、その親族家族にとっても「いじめ」を誘発する要因となり、非常に悪意のあるサイトと断定しました。もし、あなたの家族が再起する、子どもが進学をする時にこれらを企業側が参考とする可能性も高く、それによって受ける損失や不利益は金額では表せません。
この件に関して、このサイトを立ち上げた者に対して、サイトの削除はもちろん、損害賠償などの集団訴訟を起こしましょう。着手金はいくらになるか分かりませんが、目標額に達し次第訴訟を起こしたいと思います。
enjinより
3月17日午後3時現在で約2000人が参加している。今後も増え続けるとみられる。