2014年、埼玉県朝霞市で当時中学1年生だった少女(18)が誘拐され、2年間にわたって監禁された事件で、未成年者誘拐や監禁致傷などの罪に問われた自称”森の妖精”こと寺内樺風被告(26)の控訴審で東京高裁は今日、懲役12年の判決を言い渡した。
寺内樺風被告の判決について、今日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」は速報。弁護士の嵩原安三郎氏が12年の判決理由を解説した。
【控訴審】寺内樺風被告に懲役12年の判決!
判決理由について、弁護士が解説!
実はこれ予想通りというか一番ありえる判決かなと思っていたんです
というのは1審ではですね、少女が鍵をかけてなかったということで
自由に逃げられたという要素があったのではないかということを勘案して
15年は重いという判決だったんですけども
よく考えますと、その前に洗脳に近い状態があって
被害者の女性は一度逃げ出して助けを求めるんだけど”助けてくれなかった”と
それに絶望して戻ってきたということがあるので
まさに、そこで洗脳が完成してしまったとみる余地がある
そうしますと、15年は特に重くはないという判断が控訴審である可能性があって
ただし検察官は少し重くしますから、15年から少し下がって12年になっていますけど2月19日放送「ミヤネ屋」より
控訴審判決での様子は?
・スーツを着ていて、背もたれに背を傾けることなく背筋を伸ばしたまま、終始落ち着いた様子で判決を聞いていた
・冒頭、裁判長が名前を聞いたところ、「寺内樺風です」としっかりと答えていた
2月19日放送「ミヤネ屋」より
第一審の判決は?
【検察側】極めて悪質、反省もない
⇒懲役15年求刑【弁護側】寺内樺風被告は統合失調症で責任能力は限定的
⇒懲役9年の判決
判決理由
・違法性を認識しているのは明らか、完全責任能力はある
・物理的拘束はかなり緩やか、暴言・暴力はなかった
⇒検察・弁護側ともに控訴
2月19日放送「ミヤネ屋」より
【控訴審初公判】検察側は再度、懲役15年を求刑
控訴理由
【検索側】量刑不当(罪が軽すぎる)
【弁護側】責任能力の事実誤認、量刑不当(罪が重すぎる)
⇒検索側は再度、懲役15年を求刑
2月19日放送「ミヤネ屋」より
裁判での態度の変化
2月19日放送「ミヤネ屋」によると
第一審 | 控訴審 | ||
初公判(16年9月) | 被告人質問(16年11月) | 判決公判(17年8月) | 初公判(18年10月) |
傍聴席をにらむように鋭い視線 | 出廷時、含み笑い 他人事のような解説者的な言いぶり |
意味不明発言連発 裁判官に名前を聞かれると 「オオタニゲンジ、16歳です」 職業を問われると 「森の妖精です」 ⇒判決言い渡し延期 |
ハッキリとした声で発言 裁判官に名前を聞かれると 「寺内樺風と申します」 ⇒感情はこもっておらず、怖い印象も |
ネットの反応
気持ち的には軽いけど、一審より重くなり裁判所を珍しく評価できる事例だと思う。
同時に、監禁で12年いけるのに殺人・性犯罪でたった数年の判決も多く、明らかにおかしいと分かるでしょ。切実にそちらも見直してほしい。被害者の12年を考えると軽すぎる。
未成年にどんな抵抗ができたか、厳罰に処して同様の犯罪を防いでほしい。森の妖精さんに懲役は軽すぎるよ。
マイナス50℃の
シベリアの森に返してあげた方が
いいんじゃない?いやいや12年でも軽い位だ、、、、この様な犯罪を犯す奴は出所後に再び繰り返す恐れが有る。
これ以上の刑期は他との釣り合いも有って増やせないんだろうが
性犯罪者や重犯罪者は出所後もGPSなりで縛る必要があるんじゃねーの?
弁護側の言う通り、判断能力に欠けているならまたやると予告してるよーなもんだろ。
それと検察は控訴されなくとも上告したのかね。