カルロスゴーン会長は世界各地に6つの不動産を所有しており、このうちブラジル・リオデジャネイロとレバノン・ベイルートの住宅を日産側から無償で提供させ家族らに使わせていた疑いが浮上した。
海外にある自宅はどんなところなのか。また価格はどれくらいなのか、見ていこう。
カルロスゴーン会長、日産側が所有する高級住宅を無償で提供させていた疑いが浮上
・カルロスゴーン会長は、世界6カ国で日産側が所有する高級住宅を利用
⇒リオとベイルートの住宅を日産側から無償で提供させ家族らに使わせていた疑いが浮上
・ヨットやジェット機の使用量に加え、家族で食べた高級寿司の代金、家族旅行費なども日産側に払わせていた
オランダの子会社に購入させていた
読売新聞によると
・7年ほど前、オランダ・アムステルダムに日産の投資会社が誕生⇒ブラジルとレバノンに現地法人を設立
・2011年から12年にかけて、リオとベイルートに高級住宅を購入
⇒リオの住宅購入費は約6億円、ベイルートは住宅購入費と改装工事費を合わせて約15億円かかった・現地法人はいずれも実態のないペーパーカンパニーとみられる
東京地検特捜部は、有価証券報告書に記載されなかった報酬の一部が充てられたとみて調べている。
共犯者が中心となって行っていた
日本テレビによると
・子会社設立は、共犯者として逮捕されたグレッグケリー代表取締役が中心となって行っていた
⇒ケリー代表取締役が虚偽記載を指示していた執行役員らも、住宅購入に関与
海外の自宅は?
報道によると
■レバノン・ベイルート
・ベイルート中心部の高級住宅街にある一戸建て⇒地下2階、地上3階建て、屋上付き
・入り口には監視カメラが設置され、高さ5メートルの外壁で囲まれている
・1か月に1度は利用しており、専属のコックらも雇用⇒先週、夫婦で出歩く姿も
・訪れた際は、近所の住民たちと気さくにあいさつを交わしていた
・数年前に約3億5000万円かけてリフォームされた
・最低でも数百万ドル(数億円)の高級物件とのこと
■ブラジル・リオデジャネイロ
・リオの観光地・コパカバーナの海岸沿いにある12階建ての高級マンション
・6階のワンフロアすべてがカルロスゴーン会長の自宅⇒価格は約5億円
・年に数回、カーニバルの時期などに訪れ、家族と一緒に過ごしていた
■フランス・パリ
・パリ西部の高級住宅街にあるマンション
・4階のワンフロアすべてがカルロスゴーン会長の自宅⇒価格は約7億円
・カルロスゴーン会長は頻繁に見かけられていたが、家族を見かけることはほとんどなかった
・自宅には、多くの閣僚や俳優が食事に訪れていた
・エッフェル塔もすぐそばにあり、裕福な人しか住んでいない
■オランダ・アムステルダ
・アムステルダム中心部の閑静な住宅街にあるマンション⇒近くにはフォンデル公園
・地上3階建てで、2階がカルロスゴーン会長の自宅
・価格は約2億円⇒人が住んでいる様子はなかったとのこと