スクウェア・エニックスはFF12のリマスター版、PS4「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」の発売日を7月13日と発表した。価格は6800円で、CEROレーティングはB(12歳以上)。
リマスター化してグラフィックが強化されただけでなく、高音質の音声や7.1chサラウンドへの対応、ローディングの短縮、オートセーブ機能の追加、高速モードの操作性向上などPS4のゲームとしてさまざまな改良が施されている。
また、キャラクターデザインは吉田明彦氏により再構築。同作の真の主人公であるバルフレアとアルケイディア帝国のジャッジマスター・ジャッジ・ガブラスが背中を合わせ、その下にはバルフレアとその仲間や帝国軍が書かれたアートが公式ホームページで公開されている。
そうした中、同作の主人公(笑)のヴァン役はどうなるのかとツイッター上で疑問が挙がっている。これに関して、当時ヴァンを演じた俳優の武田航平はインスタである投稿をしていた。
武田航平、FF12のリマスター、PS4「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」でヴァンを演じることをインスタで報告していた!?
武田航平は去年8月末、ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジのチームからプレゼントをもらったときに「発売はまだ先ですが、またヴァンとして生きれることがとにかく嬉しい」とインスタに投稿している。
すなわち、FF12のリマスター版のヴァン役は武田航平とすでに決定していたというわけだ。
当時、声優初挑戦だった武田航平は「飛び降りろ!」と叫ぶところで「オイヨイヨ」にしか聞こえないほど滑舌が悪かった。ほかにも「海だー」が「ウェミダー」、「ふざけんなよ」が「ムセテンナヨ」に聞こえるなど散々だったが、その後にさまざまなドラマや映画、舞台出演で力をつけていき、FF12の2年後に出演した「仮面ライダーキバ」では凄まじい成長ぶりを披露した。
この成長はヴァンでも披露されると思われたが、「ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー」(2011年3月発売)以降の作品では降板となり、俳優の小野賢章に変更された。
しかし、ヴァン役を諦めない武田航平は15年3月のブログで「もう一度ヴァンとして生きたい」「もう一度ヴァンの人生に関わりたいんです」と訴えていた。
その訴えはファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジで実現することになった。今作は「オイヨイヨ」ではなく、「飛び降りろ!」と発音するヴァンが見れるということで今から楽しみである。