横浜市の大口通商店街で女性が刃物のようなもので刺され重傷を負った。警察は通り魔事件の可能性があるとみて、殺人未遂容疑で犯人の行方を追っている。
横浜・大口通商店街で女性刺され重傷 通り魔か
11日午前3時半ごろ、横浜市神奈川区大口通の商店街で「路上に血だらけで倒れている女性がいる」と119番があった。女性は刃物のようなもので腹部近くを刺されたとみられ重傷。「見知らぬ男に刺された」と話しており、神奈川県警捜査1課は、通り魔事件の可能性があるとみて、殺人未遂容疑で男の行方を追っている。
捜査1課によると、刺されたのは近所に住む会社員弘瀬亜結さん(34)で、容体は安定しているという。同課は現場付近の防犯カメラの映像を解析して調べている。
現場はJR大口駅から約400メートルで、新聞配達中の男性が倒れている女性を発見した。
事件現場について
大口通商店街で店を営む人によると
・人が刺されるような事件は聞いたことがない(カナロコ)
・数年前に防犯カメラを増設した(同)
・このあたりは夜中にはあまり人通りがない。治安はいいまちで、こんな事件は聞いたことがない(NHK)
・この通りは夜は電気も消えて真っ暗(産経)
同署によると
事件発生当時は商店のシャッターも下りており、周囲に営業中の飲食店もなかったという。
11月11日配信「産経新聞」より
12日に大口通商店街で近隣の小学生の職業体験が予定されていたが、事件を受けて延期するという。
▼現場は点滴連続殺人事件が起きた大口病院(現・横浜はじめ病院)の近く
犯人について
目撃者によると
・現場からフード付きのパーカを着た男が逃げたという情報(ANN)
・黒いパーカーを着た男が国道15号方面に去っていた(産経)
その後の調べによると
女性は近くのコンビニを出た直後に襲われたとみられ、道路の反対側まで逃げたが、男はそこまで追いかけてきたという
11月11日配信「FNN」より
事件直後、男が現場近くから走り去る姿が付近の防犯カメラに映っていたことが分かった
事件現場から南側の国道までの商店街を映す別の防犯カメラには男の姿が映っておらず、男は細い路地を通って国道の方向かJR大口駅のある北側に逃げたとみられている
11月12日配信「ANN」より
男は女性を襲った後、さらに複数回刺していたことが新たに分かった
11月12日配信「NNN」より
犯人は現在も逃走を続けていて、まだ凶器は見つかっていない。
▼弘瀬亜結さんのものとみられる靴