東京富士大学 女子ソフトボール部の藤原徹監督から体を触られるなどのセクハラ被害を受けたとして、元部員の20代女性が監督と大学側を相手取り、1千万円の慰謝料などを求める訴訟を東京地裁に起こしていることが、わかった。監督側はセクハラ行為を否定している。
元女子部員へのセクハラ内容
訴訟によると、女性は2016年春ごろ、東京富士大学4年生だった元女子部員は練習後、監督室に一人で来るよう指示をされたという。
部屋に入ると監督は…
何度も言われ、やむなく監督のひざの上に座ると、監督は後ろから両手を回し、額を背中にくっつけたという
耐えられなくなり、近くのベッドに移動したが、監督もすぐ隣に。すると突然、元女子部員の胸に触ってきたという。抵抗すると監督は…
そういって、太ももやほほを触ってきたという。そして…
と口止めともされる発言をされたという。
出典:10月5日放送の「とくダネ!」
セクハラ行為を受けた結果、元女子部員は東京富士大学に通えなくなり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や不眠症と診断された。
元女子部員が学内の相談窓口に訴えたところ、東京富士大学は同年9月に監督を解任したが、10月には総監督に就任された。これを受け、元女子部員は昨年12月、約1100万円の慰謝料などを求め、監督と大学を提訴した。
元女子部員の代理人・宮本寛之弁護士によると
訴状ではセクハラっていう形で訴えをしているが、パワハラ的な要素もあると思ってはいます
出典:10月5日放送の「とくダネ!」
一方、監督側の弁護士は
係争中なので応えられない
出典:10月5日放送の「とくダネ!」
また監督側は準備書面で、元女子部員をひざの上に座らせたことを認め
腰痛の痛みが強く、立って見送ることがつらかったため
出典:10月3日配信の朝日新聞
と主張。抱擁や求愛発言は一切していないという。
▼東京富士大学側の対応
セクハラ加害者は藤原徹監督!
東京富士大学のホームページによると、女子ソフトボール部の総監督は藤原徹(ふじはらとおる)であるようだ。
以下、藤原徹監督のプロフィール
ソフトボール歴:57年
選手歴: 7年(大学4年、全日本男子1年、全日体大2年)
コーチ歴: 6年(高校5年、中国・河南省1年)
監督歴:44年(高校21年、大学6年、実業団17年)全国優勝(監督:15回(高校11回、実業団4回)
日本体育協会 公認ソフトボール上級指導員
日本ソフトボール協会 公認第一種審判員
日本体育大学出身(昭和39年度卒業)で、過去にはレオパレス21 女子ソフトボール部(平成21年に廃部)の監督も務めており、数々の功績やオリンピック選手を輩出させるなど素晴らしい指導者であったそうだ。
一方、元女子部員によると
「監督は絶対的な存在で逆らえなかった」
出典:10月3日配信の朝日新聞
▼提訴された藤原徹監督