山口県周防大島町で行方不明になっていた藤本理稀くん(2)を発見し、一躍ヒーローとなった大分県のボランティア・尾畠春夫さん(78)。しかし尾畠春夫さんが過去に追突事故を起こし、逃げ回っているというツイートが見つかり、話題になっている。
問題のツイート
@sawa_bee 突然申し訳ございません。私は尾畠春夫に1月5日に信号で停車中に追突され病院に通ってますが一切保障はしてくれず逃げ回り連絡もつかない状態です。097-72-3337が電話だといわれましたが誰も出ません。知っていることがあれば教えてください。大分県豊後大野警察
— azumax (@azumax1976) 2013年2月26日
宮城県南三陸町で尾畠春夫さんと知り合った時の印象を語ったツイートに対し、azumaxというユーザーが「私は尾畠春夫に1月5日に信号で停車中に追突され病院に通ってますが一切保障はしてくれず逃げ回り連絡もつかない状態です」と明かし、「知っていることがあれば教えてください」というリプライを送った。
ためしに、上記の電話番号に(非通知で)かけてみたが、「この電話番号は現在使われておりません」というテンプレ音声が流れた。そもそも9桁の電話番号は、2007年2月をもって完全消滅し、現在は残っていないという。
したがって、このツイートはデマ。事実ではないので気を付けてほしい。
▼テレビ朝日「グッド!モーニング」の飯泉氏が釣られてしまう
尾畠春夫さん経歴
報道によると
・大分県別府市で鮮魚店を営む。40歳で登山を始め、58歳で北アルプス55山を単独縦走。ボランティアで由布岳の登山道の整備を始める
・2004年、新潟県中越地震の被災地でボランティア活動に参加。若いボランティアからは「師匠」と呼ばれていた
・66歳で鮮魚店を引退し、2006年4月、鹿児島県の佐多岬から北海道の宗谷岬まで日本列島を徒歩で横断する旅に出発。7月に全行程3250キロを歩き、無事ゴールを遂げている
・2011年、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町でボランティア活動。町から依頼され、人々が大切にしていた物を拾い集める「思い出探し隊」の隊長を務めた。被災地には、軽自動車で3日かけて向かったという
・2016年、熊本地震の被災地・益城町でボランティア活動。12月、大分・佐伯市で行方不明になった2歳女児の捜索に参加。2歳児はその後、無事発見された
・夢は「100歳での祖母山登頂」。ボランティアは「体力の続く限り続けたい」と話していた
尾畠春夫さんは、テレビで藤本理稀くんの行方不明を知り、昨日から捜索ボランティアに参加。15日朝、曽祖父宅付近の山中で藤本理稀くんを発見。飴を与え藤本理稀くんをタオルにくるんで保護し、家族に引き渡した。発見後のインタビューでは、「小さな命が助かってうれしかったです」などと涙ながらに語っていた。
【山口2歳男児不明】記事リスト→https://koku-byakunews.com/archives/tag/山口2歳男児不明