6月28日に放送された「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ)に出演した元警察庁刑事の吉川祐二さんが富山市の交番襲撃事件の件で”とんでも発言”し、ツイッターにてツッコミが殺到している。
吉川祐二さん「ナイフは今若者がよくリュックに入れていることがある」
吉川祐二さん「この4つの凶器(犯人が犯行当時所持していた凶器)なんですね。下のナイフというものは今、若者がよくリュックサックに入れているということはあるんですね。ですからよくあの繁華街行くと、警察官職務質問をしてリュックを背負っている人のリュックの中に危険なものが入ってませんか、ナイフとかっていうことがあるんですね。ですから必ず入っているとはいいません。こういうところに入れていることはよくある」
▼ネットの反応
入ってねぇよwww
リュック=ナイフ所持?
一体何人の若者を見て、どうやってその判断か、確認したいくらいだな。ナイフの所持の有無を訊いたのか、見たのか。たかが一人~数人がそうだったとしても、リュックを背負ったすべての若者がそういう目で見られてると思うと、不快でしかない。ナイフってさ、俺カッターナイフくらいしか持ってないけど、勿論持ち歩くような事してないけど…… スイスアーミーナイフ買いたいと思ってるけど、まずカバンに入れっぱなしとかあり得ない。何の根拠があってこんな発言をしているのか?
カッターナイフなら日頃から入っていますよ?笑
筆箱の中ですがwもし、若者のリュックの中によくナイフが入っているのだとしたらそれは、低い所得と高い税金に耐え、それでも懸命に真面目に努力して生きる若者を、犯罪者予備軍と決めつけるおっさんを刺すためですね。
ミニサイズのカッターですら、所持してたら刃物とみなされて怒られるのに、何言ってんだこいつ
法律厳しくなったの20年は昔なのに老人の言葉にもナイフが潜んでますよね(
必ずとは言わないがよく入っているは草
詰問されたら苦し紛れとはいえ、追及から逃れられそうな表現やな。
ところが、ロンドンではナイフを持ち歩く若者が増えている
ロンドンで凶悪事件を恐れてナイフを持ち歩く若者が増えており、そのため刺傷・刺殺事件が急増しているという。ロンドン議会の警察犯罪委員会が報告書を発表した。
刃物を使った暴力事件はロンドンで2014年6月以降、ほぼ右肩上がりに増えており、今年8月には過去4年で最多を記録したという。
25歳未満の若者による刃物を使った事件は、2012年6月には1719件だったが、2016年8月には1749件だった。
報告書によると、ロンドンで刃物を使った事件のうち、ギャングによるものは5%未満だという。
(中略)
英国全土でも、イングランドとウェールズでは昨年、4年間で初めてナイフによる暴力事件が増えた。
PCC報告書によると、若者がナイフを携行するようになる最大の理由は、「自分を守らなくてはならないと感じているから」とみられる。自分の地域で刺傷・刺殺事件があったと認識することでさらに、この恐怖が強くなることもある。
「重大事件の発生後は、警察などの関係機関が連携して、若者たちに安全だと安心させる必要がある」と報告書は促している。
ロンドン市警によると、ロンドンで昨年認知された青少年の凶悪事件の約半数で刃物が使用され、被害者の約25%は少女や若い女性だったという。
(後略)
吉川さんは、ナイフを持ち歩く若者が”海外”で増えていると言いたかったのかもしれない。であれば、そう言わないと今回のように誤解を招くことになりそうだ。
【富山交番襲撃】記事リスト→https://koku-byakunews.com/archives/tag/富山交番襲撃