岩手大学が29日、スマホアプリ「Campus eMe(岩手大学)」をリリースした。このアプリにより、スマホから出欠を取ることが可能となった。
一見、便利そうに思えるが、位置情報が常に公開されるという最悪な特典がついている。
スマホアプリ「Campus eMe(岩手大学)」の概要
▼位置情報とビーコンを利用することにより、スマホから出欠を知らせることができるようだ
▼位置情報のほか、Bluetoothの接続情報も求められる
▼ログインにはIDとパスワードが必要
▼出席が確認されるとこうなる
GPSから位置情報が特定されるため、もはや代筆は不可能・・・と言いたいところだが、このアプリには穴がある。スマホごと代筆者に渡してしまえば本人が出席してるかは判断できないからだ。
また、「当アプリをアンインストールする場合、機種変更を行う場合は、必ずログアウトを行ってください」という注意書きから、ログインした端末の位置情報で出欠を取っている可能性がある。ということは、代筆者の端末でログインしても本人と認識されるのではないか。
出欠に関しては、面倒でも点呼の方が不正は発覚しやすい。もしくは点呼したうえで、出席カードを取りにいかせれば、名前と顔を確認することができ、より不正を見破れる。
このアプリは現在、100ダウンロード、13レビューのうち、12レビューが★1となった。レビュー欄には「位置情報常にとか頭おかしい」「充電がもたない」などと書き込まれていた。
長野県立大学、富士通大学バージョンもあった・・・
※岩手大学のアプリと全く同じ仕様