TBS「世界くらべてみたら」(12月8日放送)で、世界各国の校則が公開された。その中でも世界一頭のいい国と言われるフィンランドは、校則がほぼないに等しいのだ。
スタッフがフィンランドの学生に日本の校則事情を伝えたところ、「学校は勉強しに来るところ。だからどんな格好をするかは全然関係ない」などと発言。この発言について、一部の日本人が怒りの反論を寄せている。
フィンランドの校則事情【世界くらべてみたら】
▼授業中、携帯をいじるのは“一応“禁止されている
▼学校をずる休み、友達をいじめてはならない
▼休み時間は必ず、外で遊ばなくてはならない
▼登校時は必ず、リフレクターをつけなくてはならない
▼服装、髪型、携帯電話の持ち込みなど全て自由(男の服がToLoveるのモモ。そこはナナだろ)
▼寝ながら授業を受けていても、怒られない
▼フィンランドでは、子どもの自主性を重んじており、勉強のモチベーションアップに繋がっている。そのため、落ちこぼれの生徒がおらず、学力レベルが上がっている
▼とはいえ、自由すぎると怒られる
フィンランドの学生に日本の校則を伝えた結果wwww「私なら絶対学校に来ない!」「日本には何でそんな校則があるのかすごく不思議」
取材スタッフが「日本だと、髪の毛を染めちゃダメとか、ピアス付けちゃダメってあるんですけど・・・」と伝えたところ、「そんなのありえないよね」「私なら絶対学校に来ない!!」と驚愕。さらに「日本には何でそんな校則があるのかすごく不思議」「学校は勉強しに来るところよ。だからどんな格好をするかは全然関係ないわ」と持論を展開した。
この発言に対し、一部の日本人が怒りの反論や偏見を寄せている。
「勉強するんだから、オシャレなんて必要なくね?」
「オシャレにばっか時間とお金費やして、学校に行く本来の目的忘れてるんじゃないの? 学校は勉強するところなんだからさ、おしゃれするところじゃないじゃん。オシャレに時間費やすなら、学校やめればいいじゃん」
「学生時代に髪染めててピアスあけてるやつに頭良かったのはいなかった。授業サボったりタバコふかしたり底辺のやつばかり」
「学校は勉強しに行くでもあり、人間としての生き方やコミュニケーション能力を学ぶ場であると思うから黒髪で良くない?」
「お前ら(日本人)は髪型自由 服装自由になったところで勉強しないだろ?」
「高校生の時からわざわざ金や茶色に髪を染める理由がわからない。確かに、白髪が目立ってきたりしたら染めたくなるのはわかるけど黒染めでいいじゃん。 そんなに染めたきゃ大学生になってから染めてどうぞ。 ピアスも同じ意見です」
「どんな格好するかは全然関係ないなら、学校指定の格好でよくないですか?それが嫌なら学校辞めればOK」
「日本の学校が 毛染めやピアスを禁止するのは、先生または近隣住民(の通報)から「見ていて恥ずかしい」という声が出るからです。日本は恥の文化なのです」
「ピアスも染髪もできる偏差値の高めな公立校もあるので悔しかったら勉強しろってことですよ」
「オシャレは高校を卒業してからにしろ」
中学や高校の時からオシャレをする必要がないという意見が多いが、オシャレとは自分がしたいからするものであり、それに理由を求める意味が分からない。やることをやっているなら、オシャレは何の問題もないのではないか。
また、「勉強するところなんだからさ、おしゃれするところじゃないじゃん」という声があるが、これは勉強以外をするなということか。そうなると、トイレや昼食も制限されてしまうのだが・・・。
髪を染めたり、ピアスしている奴に頭の良い奴はいないなどと言った偏見も目立つが、これについて、全国の学校で統計でも取ったのだろうか。確かに日本での“そういった生徒“は、学力が低いことが多いが、中には学力が高い生徒もいる。日本だと都立豊多摩高校(62)など、偏差値の高めな公立の中には、染色やピアスが許されるところもある。
つまり、染色・ピアス=馬鹿の理論は成立しないというわけだ(ついでに言っておくと、頭の良い人間と学力の高い人間は別)。
他には、染色やピアスは周りから見て恥ずかしいという声が出ているらしいが、具体的に“どのあたり“が見ていて恥ずかしいのか。下着丸出しで歩いているとかだったら、まだわかるが。個人的には、そう思う奴こそ「見ていて恥ずかしい」と思うのだが。
最後に、「染色やピアスをしたかったら、偏差値の高い学校に行け」「成績上位者はオシャレOKにすればいい」などと言った呆れた意見もみられた。オシャレのために勉強を強いるのではなく、フィンランドのようにオシャレOKの環境を与え、進んで勉強してもらう方が有意義ではないか。現にフィンランドは、それで世界一学力の高い国にまで発展している。